地方独特の伝統をもつワイン造り
カサールタウレロの歴史はアブルッツオ地方の輝かしいワイン造りの伝統に由来します。
ワイン作りの職人達の細かい手作業と協力、そしてアブルッツオの土地で育つブドウの賜物です。古代ローマ人によって「アプラティアム」と呼ばれたこの地域の中心、そこはアドリア海へ伸びるなだらかな山の坂に位置するのですが、この土地からは最高のブドウが何世紀にも渡り栽培され、質のよいワインが産出されています。
この地方の土壌はライムストーン(石灰岩)と呼ばれ、その泥状の土壌とそれに有利な天候がこの土地の特長のあるブドウを作り続けています。
ワイン職人の素晴らしい技術。それは、余分な枝はすぐに切り落とし、各畑からの収穫率を抑え、全て手摘みの作業の後、最高に熟した最高のブドウだけを選りすぐるというものです。この情熱を注いだ工程がアブルッツオの地を思い起こさせるフルーティーな香りを持つフルボディワインに仕上がる秘訣なのです。
各工程はカサールタウレロのワインの特長を最大限に引き出し、本物である事を証明しています。
ブドウ果汁の搾取は丁寧にやさしく、樫の木の樽は地元の素晴らしい専門家によって厳密に管理されています。
世界に向けて発信されてきたカサールタウレロのワインの品質は、
アブルッツォの葡萄の価格を安定させ、アブルッツォを高品質なワイン産地へと知らしめる功績となりました。こうしてカサールタウレロは、「アブルッツォで一番おいしいワインを造る」と言わしめるワイナリーへと成長を遂げるのです。