■ドメーヌ・ド・ラ・ショーペット（Domaine de la Choupette）
1930年代から続くブドウ栽培農家として名高いギュトラン家。
3代目のジャン・クリストフ、フィリップ兄弟が1992年より自社ワインの製造を開始しました。ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ、サントネイに13haの畑を所有していますが彼らは栽培や醸造方法、50%の新樽率や熟成期間にいたるまでAOP基準に揃えています。これはテロワールの違いをダイレクトに楽しんでいただくための取り組みで、飲み比べてワインのおもしろさを体感することができます。


（フィリップ氏はブドウの栽培を、ジャン・クリストフ氏は醸造を担当する。双子の兄弟）

フランス ブルゴーニュ地方、コート・ドールの南側に位置するコート・ド・ボーヌ地区より。
ピュリニー・モンラッシェのワインは「世界最高峰の白ワイン」と言われるほど。
頂点に君臨するアペラシオンのさらなる一級畑から。
ラ・ガレンヌはフランス語で壁に囲まれた土地という意味があり、
同じく一級畑であるシャン・ガンのすぐ上部、高標高の斜面にあります。
斜面ではあるものの南東向きで太陽をよく浴びる理想的な場所です。
土壌は粘土を含む石灰質。栽培面積は0.1338ha。平均樹齢は104年の古木のワインです。

透明感、輝きのあるレモンイエロー色。洋梨、西洋カリン、グレープフルーツの果実味。
菩提樹の花を思わせる気品ある甘さ、アーモンドの様なナッツのニュアンス。
厚みのある味わいに鉱物的なニュアンスがバランスよく存在し、プルミエ・クリュにふさわしい複雑な味わいです。

伝統的な大樽での発酵後マロラクティック発酵。
澱とともに10ヶ月のオーク樽熟成（新樽率50％）。

飲み頃温度は10〜12℃。長期熟成で美味しさが増し、リリースより5〜7年は熟成可能です。

舌平目のムニエル、ソースのある魚料理、貝。
チーズはブリー・ド・モーとの相性が抜群です。