かつてこの地域で生産されるワインの主要な部分を白ワインが占めていました。
「ボルドー・ブランを知ることなくシャトー・ラ・フレネイルのワインを知ることは不可能」
高度で革新的な醸造技術によって造られた生産者自慢のボルドー・ブランです。

緑がかった美しい薄い黄金色。
ソーヴィニヨンブランのレモンやグレープフルーツのニュアンス、
ミュスカデルのアカシアやスイカズラの白い花のニュアンス。
フレッシュさと上品さが特徴的で、セミヨンが口当たりに丸みをもたらしています。
３つのブドウ品種の良さがふんだんに表現されているのは醸造チームの高いスキルによるところ。
土壌もあいまってエレガントで洗練された白ワインに仕上がっています。
余韻は長くチャーミング。


 

■畑情報
ガロンヌ川とドルドーニュ川に挟まれた三角地帯アントル・ドゥー・メール地域の中心部。
タルゴン、ファレイラス、ダイニャック、エスピエの村々を中心に80haの畑が広がっています。
主に南向きの丘の中腹で、土壌は泥と石灰。
白ワイン用のブドウ畑は25haで、1haあたり4,000本の樹が植えられています。
単純なギュイヨ剪定。ブドウの平均樹齢は20年。ワインの平均生産量は10,000本。

■醸造方法
ソーヴィニヨン・ブランとミュスカデルのみマセレーション（醸し）を行います。
優しくゆっくりとした空気圧プレスののち、ステンレスタンクで低温発酵。
ボトリング直前まで澱漬けすることによりタンパク質が安定し、酸が整います。
醸造はステファン・トゥトゥンジが務めています。


(丘の中腹の畑にはやわらかな起伏があります）
 

飲み頃温度は10〜12℃。ヴィンテージから2年が飲み頃です。

アペリティフはもちろん魚介、鶏肉、豚肉とよく合います。シェーブルチーズとも。

・パリ農産物コンクール（Concours General Agricole Paris) 金賞受賞
・ボルドーコンクール（Concours de Bordeaux) 金賞受賞
・ソーヴィニヨン世界大会（Concours Mondial Sauvignon）金賞受賞
・独立系（個人経営）ワインメーカーコンクール（Concours des Vignerons Indépendants）銀賞
・フランスのワインガイド　アシェットガイド（Guide HACHETTE）１ツ星
・ボルドーワイン異業種委員会2023にて選出

■シャトー・ラ・フレイネル（Château La Freynelle）
歴史はフランス革命時、1789年にさかのぼります。初代当主ジャン・バルトがボルドー地方のアントル・ドゥ・メールのなだらかな渓谷にブドウの木を植えたことから始まりました。畑は親から子へ託され、現在はファミリーで初めての娘となるヴェロニクが7代目当主を務めています。
ヴェロニクは自身の情熱と熱意をすべて捧げ、先代が築いてきたワインを守りつつ女性ならではのフェミニンなニュアンスを加えました。セラーは歴史を残しつつ、モダンな造りへ。新たな風が吹くシャトー・ラ・フレイネルはフランス国内だけでなく海外でも高い評価を得ています。
シャトー・ラ・フレイネル公式ホームページ


(現当主のヴェロニク・バルト）