ファミーユ・ヴァレンヌ・プレーズが大切にしているのは「分かち合い」と「シンプルさ」。
テロワールの良さを生かすために醸造はとてもシンプル、抽出は優しく（特に赤）行われます。

ヴァケラスの0.75haの２つの区画でグルナッシュ、シラー、ムールヴェードルを育てています。
片方は砂質、ブドウに繊細さとフレッシュさをもたらします。
もうひとつは粘土質、ブドウにタンニンの骨格をもたらします。
バランスよくあわさることでファミーユ・ヴァレンヌ・プレーズだけの味わいになりました。
しっかりとしたコクのあるボリューム感が長く余韻を残します。

■畑情報
南西面は砂泥灰質、南東面は石の多い砂岩。
剪定はコルドン・ロワイヤ（短梢剪定）。
樹齢は50年、1haあたりの収穫量は35ヘクトリットル。
無農薬栽培。
２頭の牝馬が肥料を提供し、冬には羊の放牧（休閑中にトラクターを使わず土壌の整備ができる）、
ドメーヌ内で養蜂。イノシシ、シカ、ウサギなど近くの森に住む多様な野生生物が畑を訪ねます。

■醸造方法
手作業による収穫。果実味を重視するためのソフトな抽出。除梗し、ポンプオーバーを毎日実施。
発酵期間は21〜28日。


（ファミーユ・ヴァレンヌ・プレーズ / ロブリュー）

飲み頃温度は14℃前後。

２つ足ジビエ（山鳩、ヤマウズラ、真鴨など）のロースト、
鴨や牛肉など赤身肉のロースト、子羊もも肉のロースト。

■ファミーユ・ヴァレンヌ・プレーズ（Famille Varenne-Perez）
ともにワイン造りの家系に生まれた妻セシルと夫ジャン＝イヴ、それぞれが受け継いできた２つのドメーヌを手を取り合って経営しています。セシルが受け継いだドメーヌ「グラン・ブルジャッソ（Grand Bourjassot）」はジゴンタスに、ジャン＝イヴが受け継いだドメーヌ「ロブリュー（l'Obrieu）」はヴィザンに。2012年にヴィザンの敷地内にカーヴを建設し、両ドメーヌのワインを醸造しています。
ファミーユ・ヴァレンヌ・プレーズが大切にしているのは「分かち合い」と「シンプルさ」。テロワールの良さを生かすため醸造はシンプル、彼らが好きな、食事を通して楽しめるワインを楽しい時間のために共有しています。


（セシルとセシルの父。グラン・ブルジャッソは父が1993年に設立）
（ブドウを収穫するジャン＝イヴ）